第11回大会報告(IR)


第11回大会報告(IR)

第11回エステティックグランプリの大会報告をご紹介しております。

第11回大会総括

第11回大会理事長 大杉みどりによる大会総括をご紹介します。

第11回エステティックグランプリ総括

本日は第11回エステティックグランプリ グランプリファイナルへのご参加ありがとうございます。
また、出場されたエステティシャンの皆様、お疲れ様でした。登壇されたサロンの皆様、学びを共有してくださったサロンの皆様、ありがとうございました。


さて、本日はご覧の通り、例年より規模を縮小し、開催いたしました。直前になっての会場変更など、競技者・登壇者の皆様をはじめ、多くの皆様にご負担とご心配をおかけいたしましたが、皆様のお力添えがあり、こうして無事に大会が開催できた事を嬉しく思っております。

また、本日は、LIVE配信を行い、会場に来られない全国各地の皆様に、今、この瞬間をオンラインでご覧いただいています。初めての試みでしたが、エステティシャンたちの真剣な様子や神聖な会場の空気感を、少しはお届けできたのではないかと思っております。

私も今日1日、この会場で皆様と一緒にエステティシャンたちの姿を見ていました。
フェイシャル技術部門に出場したエステティシャンたちの技術や取り組みは、今日までの練習の日々が伝わり、一人一人の真剣な表情に胸をうたれました。ボディ結果出し部門や顧客満足サロン部門の受賞者の皆様がステージに立つ姿はキラキラと輝いていて、堂々とした振る舞いにエステティシャンとして誇らしさを感じました。


本年度は、大会開催の裏に、これまで以上にたくさんの方々からのサポートがありました。

昨年、混乱の時期にも関わらず、全国からエントリーをしてくださったサロンの皆様、エステティシャンやサロンの為になるならば!と、変わらないお気持ちで、ご支援頂いたサポーター企業の皆様、また、クラウドファンディングも実施させて頂き、学校の先生方、業界他団体様をはじめ、全国からたくさんの方に支援をして頂きました。

みなさまから頂くお言葉やコメントを聞いたり読んだりするたびに、そのお気持ちが嬉しくて、こみあげるものがありました。サポートしてくださった全ての皆様に、エスグラ理事・実行委員を代表して、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました


私たちは、昨年予定していた第10回大会が延期になって以来、想像もつかない1年間を過ごしてきました。

人の流れが制限され、店舗への客足は途絶え、スタッフやお客様の安全面への配慮から、営業すること自体を自粛した店舗もたくさんありました。


「不要不急」という言葉が世の中を席巻し、エステティックは、社会から必要とされていないのか? そんな不安と葛藤の中で、今期のエスグラはスタートしました。

実行委員は、自社の経営がままならない中、大切な誰かと自分を守る事に必死で、はっきりいって、エスグラの活動をボランティアでするなんてましてや、大会開催への道筋なんて、誰にも見えていませんでした。

サロンを営業する為に必要なマスクが足りない。消毒液が足りない。
運営資金の借入ノウハウがない。助成金の申請の仕方がわからない。

そんな非常時において、エスグラの仲間たちによるネットワークは、自然に助け合う「横のつながり」として機能していきました。

1店舗では発注できない量の資材を、仲間同士で集まり生産し、わけあったり、情報や不足している物の購入場所を教えあったり、お客様とのコミュニケーション方法を共有したりと、この時代を生き抜くために必要な助け合いがそこには生まれていました。

エスグラの理念である「共に学び、共に成長し、共に輝く」の精神のもとで生まれた、このつながりは、気がつくと、私たちの支えになっていました。

この事がきっかけとなり、「全国のサロンのために、今できることをしよう!」と私たちは再び走り始めました。


まずは、全国のサロンに向けて、この状況下になっても売り上げが衰えないサロンの取り組み事例を、勉強会として共有したり、毎年行っているモニター調査に、感染対策の項目を加え、サロンが衛生的に営業できるための施策をうちだしました。

また、エステティシャン向けに、知識向上勉強会のオンライン配信をスタートし、集まれなくても、離れていても「定期的に学べる」環境を作りました。また、YoutubeやSNSを活用し、情報発信を毎日行うなど、時代に合わせた変化と挑戦をしました。

年が明ける頃には、第11回大会として、今大会のスケジュールが決まり、大会開催に向けた活動も増えていきました。

そして、その頃から 「エスグラ頑張ってますね!僕に何かできる事ないですか?」
「皆さんの力になれるのであれば、私も協力したいです」
そんなお声を、たくさんいただくようになりました。

知らないところで、私たちの活動が誰かの希望になっていたことを知り、この活動を通じて、エステティックは、社会に必要なものだということを発信したい!そんな使命感が私に芽生えてきました。


そして、開催したエリアファイナル。
エリアファイナルは、多くのことを、私たちに教えてくれました。7エリアで行われた大会会場の多くが、関係者のみの静かな環境の中で行われ、エステティシャンの緊張と真剣な姿だけが、目に映り、私たちの心を研ぎ澄ましました。
「こんな中、大会を開催してくれてありがとうございました!」
参加した多くのエステティシャンたちからそんな言葉をもらい、オーナー様からは、「大会に参加したことで、初めてうちのスタッフが、技術を好きだということに気づいたんです!」という喜びの声もいただきました。

そして、そんなエリアファイナルを経て、各地の代表エステティシャンがファイナリストとして集まり、今日、この日を迎えています。

大会開催にあたり、幾度となる緊急事態宣言の発令や、この状況下での開催は相応しくない、中止したほうがいい。そういったお声があったのも事実です。

ただ、私の中で、「開催しないという選択肢はない、形が変わっても絶対にやる」そう、心に決めていました。

がんばっているエステティシャンたちのステージを奪いたくない。
その一心で、今日までを駆け抜けてきました。

今日は、皆様が思い描いていたステージとは違ったかもしれませんが、無事にエステティシャンの皆様に技術を披露していただき、各賞の授賞式も行い、1年お待たせした想いを、この場に集めることができて、本当に良かったと感じています!


たくさんの困難があった1年でしたが、逆に、沢山のことに気づけた1年でもありました。

どんな時でも、エステティックは、人を勇気づけ、元気を与えることができることを知り、人を前向きする力がエステティックには宿っていると確信できたからです。

エステティックは、これからもっと大きな価値を担っていくと思います。
健康でいること、ストレスマネージメントをすること、免疫力をあげていくこと、この時代だからこそ、これらの重要性は益々高まっていくでしょう。我々エステティックサロンがその役割をまっとうできるよう 進化していかなければなりません。

そして、エステティシャンは、美と健康の両方をサポートする尊い仕事をしているのだということを自覚し、証明していきたいと心から思っています。

だからこそ、エステティシャンは、今の自分に満足せず、もっと勉強をし、もっと自分を磨いていかなければなりません。専門的な知識を持ち、ルールを守り、お客様に心から満足していただける、接客・知識・技術を身につけなければなりません。

エステティシャンの仕事は、本気でお客様と向き合い、お客様の可能性を誰よりも信じ、お客様の可能性を実現する仕事です。

毎日、最高のありがとうを頂けるように、毎日、お客様を最高の笑顔にできるように、その行動の積み重ねこそが、エステティシャンのプライドであり、誇りです。

明日からまた、現場でエステティシャンとして、誇りをもって仕事をし、また来年のグランプリファイナルで、皆さんとお会いし、ここからの1年間、皆様がお客様と全力で向き合ってきた成果を共有し合えたら、それに勝る喜びはありません。

私たちの手で、エステティックをもっともっと素晴らしい仕事に、誇れる仕事に、育てあげていきましょう!
本日は、本当に、ありがとうございました。

第11回大会 概算収支報告

収入 支出
実行委員会費(169名) 2,981,819円 モニター調査費 3,446,480円
エントリー 6,066,564円 広告宣伝費
(広報・印刷・ガイドブック・WEB サイトなど)
1,878,308円
チケット
観戦チケット(来場・オンライン配信)
1,622,216円 委員会費 1,289,004円
サポーター協賛
(サポーター協賛(オフィシャル・エリア)
6,500,000円 会議費
(会議室・理事会交通費など)
940,652円
クラウドファンディング 1,864,955円 大会イベント費
(本大会・エリアファイナル・会場・演出・設営・備品など)
7,995,206円
勉強会
(参加費・テキスト代など)
2,138,636円 勉強会運営費
(会場・講師・備品など)
866,867円
その他 3,500,997円 運営費
(事務局費・外部委託費・送料・交通費など)
13,639,483円
その他
(雑費・慶弔費・手数料・税金・社会保険料など)
3,455,039円
小計 24,675,187円 小計 33,511,039円
合計 -8,835,852円


※余剰金は第12回大会へ繰越し

 
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