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2018年第8回エステ感動物語 最優秀作品賞

第8回エステティックグランプリのエステ感動物語 エステティシャン部門の受賞作品をご紹介します。

2018年第8回エステ感動物語 最優秀作品賞「ありがとう、ありがとう !」

『こんなおばあちゃんがきて ごめんねー』『シワシワでごめんねー』
先日お客様が、お母様を連れてご来店下さいました。 お母様は 79 歳。人生初めてのエステ。
最初はなぜか、ごめんね、ごめんねって謝られてばかり。 お母様は、お仕事をされている時はとてもお元気だったそうなんですが、 病気をしたり、 怪我をしたりと立て続いてからは、すっかりウツ気味になってしまわれたようでした。 そんなお母様をご心配されて、 ずっと、連れてきたいと仰っ て下さっていたお客様。 人生初のエステという事もあり どんな事をされるのかもあまりわからず、ずっと拒まれていたお母様。
お客様が、エステに行くたびに 『メッチャ気持ちええから!』 『最高やで!』 『肌の調子ええねん!』 『いい先生に巡り会えたわ!』と言って下さ っていたようで、そんな娘様の言葉に勇気をもらい、 人生初めてのエステに来て下さいました。
マッサージが始まっても 『こんな年寄りがごめんねー』 『シワシワでごめんねー』 って、ずっと言われるお母様。
お母様とお話をして行く中で、 お嬢様の肌変化をずっと見て下さっていた事がわかりました。 『娘の肌がどんどんキレイになってきてますでしょ』 『右側にあったシミがなくなってビックリしたのよー』 そして… 『人の手って、 こんなに気持ちいいんですね』『魔法の手やねぇ。本当に気持ちい いわ!』 それから、 途中ウトウトされながらも 『本当に気持ちいいです、有難うございます』 『こんな気持ちいいとは思わなかったです。有難うご ざいます』 と、『ありがとう、ありがとう』って、ずっと仰って下さって。
こちらの方こそ、本当に有難うございますという気持ちで、一杯になりました。 エステが終わってお顔を拝見すると、 元気がなかったお顔に血の気 が蘇り、物凄く目力が出られていました! お迎えに来て下さったお客様もビックリ!! 『いゃーお母さん、メッチャお肌ツルツル、ツヤツヤになっ てるやん!!目も凄い開いて元気になってるわー!来てよかったやろー』ってとっても喜んで下さっていました。
そばでお客様親子のやり取りを見ていた私も本当に嬉しかった!
次回のご予約は、 色んな検査を控えられているという事で、 予定をみてからご連絡を下さる事になりました。
ご来店から、約 3 日後だったでしょうか。 そのお客様からお電話がありました。
『母のエステなんですけど、これから週 1 回お願いしてもいいですか? エステしてもらった次の日から体調もよくて、顔つきも目力がでてきて、凄 く元気が出てて、 肌のツヤもとってもいいんですよ!』 と、なんとも嬉しいご報告をして下さいました。
『それでね、せっかく調子よかったのに 今日病院にいって点滴してもらったら、逆に調子悪くなってね。 母もエステに行ったら元気になるし、行き たいって言ってくれているので、週 1 回連れて行ってもいいですか?』 エステを拒まれていたお母様が行きたいって言って下さっている!
こんなにも、こんなにも、嬉しい事はありません。
途中、お客様がお母様とお電話をかわって下さりました。 『あの後、本当に体調もよくて、気分もよくて。よく寝れましたし、有難うございました。 これからも宜しくお願いします』と、お母様から直接お言葉を頂戴しました。
こんなにも、エステティシャン冥利につきることはありません。 病院ではできない部分。 肌と肌が触れ合う、スキンシップでのコミュニケーション は何もお話をされなかったとしても、色んな事が、手を通して伝わってきます。
多くのエステティシャンや、セラピストの方が 感じられている事ではないでしょうか。
エステを受けたことがない人の方がまだまだ圧倒的に多い現状。
日本でのエステティシャンの地位は本場フランスと比べると圧倒的に劣っています。
もっともっとエステが理解されて、身近なものになるように、いちエステティシャンとしての力は小さいかもしれませんが、お客様のお母様と関わら せて頂いた事で、 エステティックが病院では出来ない部分のケアに携わり、 必要とされている人に届くような活動を、近隣のエステティシャン仲間 とタッグを組んでやっていければと感じました。
どうかエステティックの素晴らしい可能性が日本中に認知されますよう、
そしてそんな素晴らしいエステティックの世界に飛び込んできてくれる若者が増え、お客様との感動の日々を過ごしてもらえる日が来ることを、心か ら願います。

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